ー脳梗塞の治療と予防:迅...
脳梗塞は一刻を争う緊急事態です。適切な治療が迅速に行われなければ、脳...
2024.07.19
脳と脊髄リハビリセンター福岡を設立したきっかけは、私(代表・金田)が病院勤務時代に出会った脳卒中の患者さまから、このような言葉をかけられたことです。 「どんなことでもするから、私の麻痺した手をもう一度使えるようにしてくれませんか?」
当時、理学療法士1年目だった私は、「良くなりますよ」というポジティブな言葉を返せず、強い無力感を抱きました。あの言葉と無力感は、今でも鮮明に覚えています。そして無力感は、いつしか「脳卒中後遺症で悩む方を助けられる施設を創る」という目標に変わり、当センターの設立にいたりました。
リハビリ施設を設立するという目標は、最終的なゴールではありません。麻痺の回復を諦めたくない方々のよりどころになるためには、一日でも長く存続する必要があります。
そのため私は、医療に加えて経営の勉強を始め、安定したサービス提供の土台づくりをスタートしました。それと同時に、クラウドファンディングを開始。私の想いに賛同してくださった方々からの支援を受け、念願の設立にいたりました。
今では、脳卒中や脊髄損傷、脳性麻痺に特化したリハビリ施設として、多くの方にご利用いただいております。
脳卒中や脊髄損傷などを患った方やご家族の方は、リハビリも含めて病院でサポートしてくれると思っていた方も多いのではないでしょうか。しかし現在のルールでは、患者さまにとって厳しい制限がかけられています。そのため多くの方が、納得のいく効果を得られないまま、病院でのリハビリを終えているのです。
ここでは、当センターを設立する理由の一つでもある、脳卒中や脊髄損傷、脳性麻痺のリハビリの厳しい現状をお伝えします。
回復期リハビリテーション病棟には、保険適用内でリハビリできる(入院できる)日数に上限があります。たとえば脊髄損傷などは150日、さらに重症な損傷などは180日が上限です。しかし、回復のペースは人それぞれであり、すべての患者さまが180日で回復するわけではありません。保険適用期間を終えても、リハビリを続けたいと願う患者さまも多いです。
また「回復期」を終えても、取り戻した運動機能を維持するためにはトレーニングが必要です。しかしそのときには保険適用期間が終了しており、自己流で取り組んで症状が悪化してしまうケースもあります。
医療保険と介護保険の併用はできません。一般的に、病気の治療が目的のリハビリは医療保険、機能の維持・向上が目的のリハビリは介護保険が適用されます。しかし介護保険でのリハビリには、要介護(要支援)認定が必要であり、要介護度によって受けられるサービスが異なります。
このような複雑な保険制度などの弊害によって、思うようにリハビリできない方が多いです。
医療保険でのリハビリは、国が定める基準内で行うために、「単位」が定められています。単位とは、リハビリを行う時間(1単位20分)を表し、1日あたりの上限が設定されています。同様に、費用を算出する「保険点数」にも上限があり、医療機関は単位と保険点数が基準内に収まるような配慮が必要です。
そのため、一人ひとりの症状よりも点数の上限を気にしなくてはいけない状況もあり、最善のリハビリを提供できないことがあります。
自費リハビリなら、複雑な保険制度に左右されることなく、自分が納得するまで継続できます。
ただし自費リハビリは、保険適用のリハビリよりも費用が高額です。長期間の入院・リハビリによって収入が減っている方にとっては、非常に大きな負担となります。そのため自費リハビリも続けられず、症状を我慢しながら生活を続けるしかないという方も多いです。
自費リハビリは保険内のリハビリに比べて高額になりがちで、「自費リハビリは通いたいけど高いから難しい」という声をたくさん耳にしてきました。しかし、仕事に復帰できず収入が落ちてしまった方や、病院でのリハビリで満足できなかった方などにも、金銭的な理由でリハビリを諦めてほしくありません。
そのため当センターは、通いやすい料金設定を実現いたしました。プログラムに影響しない部分のコストを削減しているため、リハビリの質はまったく落ちていません。
「自費リハビリに通いたいけど、病院ではないから不安」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。そのような不安を解消するために、当センターでは初回に無料リハビリ体験を提供しております。無料体験はとても好評であり、体験者の90%以上が入会し、平均1年ほど継続しています。科学的根拠にもとづいたオーダーメイドのリハビリプログラムには自信がありますので、ぜひ一度ご体験ください。
また、サービスにご満足いただけなかった場合、入会後の初回リハビリから3日以内にご連絡いただけましたら、全額返金いたします。
当センターには、脳血管疾患リハビリに従事してきたセラピスト(理学療法士、作業療法士)のみが在籍しております。また、海外での研修を修了した者や大学院を修了した者も在籍しており、セラピスト全員が高い知識と技術を兼ね備えています。そのため、一人ひとりの症状や目標に合わせて、的確にプログラムを変更可能です。
また豊富な知識をもとに、日常生活へのアドバイスも可能です。「振り返りノート」というリハビリ記録を活用し、当センターを退会後も自立した生活ができるようにサポートいたします。
身体やリハビリに関する理論などは、日々アップデートされているため、常に最新情報に気を配る必要があります。そのため当センターでは、日頃からセラピストが国内外の論文を持ち寄り、世界基準の科学的根拠にもとづいたリハビリを提供しております。
とはいえ、医療においては「新しい=良い」とは限りません。必ず複数のセラピストで「この情報は正しいのか」「どのように活用できるのか」などを議論してから導入しております。
また、リハビリの内容や目的などは、お客さまにも説明しております。ただ受けるだけでなく、身体についての知識を学びながら能動的なリハビリが可能です。
リハビリの内容や進め方は、一人ひとり異なります。そのためまずは、理学療法士がご本人やご家族からお話を伺います。症状やリハビリ経験、不安など何でもお聞かせください。
また、動きやすい服装でお越しください。お持ちの方は脳画像写真やデータ、装具をご持参いただくとより具体的なカウンセリングができます。
当センターのプログラムを実際にご体験いただきます。プログラム中は、60分間ずっと身体を動かし続けるわけではありません。身体の状態を確認したり、筋肉や関節の状態がどのようになっているか説明したりと、会話も楽しみながら行います。
プログラム前後の身体の変化に意識を向けながら、運動の目的などをあらためてお伝えいたします。また、次回以降のリハビリや日常生活、自宅でのケアなどについてもご案内可能です。センター利用に関する疑問なども気兼ねなくご質問ください。
「筋力を鍛える」よりは、「正しい動きを覚え直す」ことがポイントを置いたリハビリを実施。弱くなっていた筋肉は、電気刺激機器「アイビス」を用いてアシストした。
最初は腕や手に問題があると考えていたが、「立ったときの不安定さ」が大きな課題だと判明。「麻痺側の足でしっかり立てる状態にすること」、「立っているときのバランスを良くすること」の2点をポイントにしたリハビリを実施。
脳性麻痺という先天性の疾患を患っており、両足に麻痺があるため、ふくらはぎの筋肉を緩めることが中心にリハビリメニューを作成。トレッドミルという歩行専用マシンを使ったトレーニング等を行った。
所在地 | 〒812-0894 福岡県福岡市博多区諸岡3-10-20 平野第2ビル105号 |
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電話番号 | 092-600-9744 |
営業時間 | 9:00 ~ 18:00 |
定休日 | 日・祝日 |
最寄り駅 | 西鉄井尻駅から徒歩10分 JR笹原駅から徒歩10分 |
駐車場 | 当院前に無料駐車場2台あり |